「学ぶ意欲が、ワクワクスペース」(中学5教科)

勉強への意欲が出る!めちゃくちゃわかる、を感じるひと時

何のために努力を惜しまないのかを考える

 

5教科の全体的な復習をする中で、

 

いつもの教科書の内容だけでなく、

 

いろんな文章を読む機会に恵まれる国語ですが、

 

古典の中に、とても考えさせられる話が出てきたりします。

 

 

今回も、

 

雨森芳洲という江戸時代の儒学者の話が、

 

とても興味深く感じました。

 

 

 

 

「たはれ草」という中の一説。

 

 

 

中国の昔話らしいのですが、

 

 

 

友達と歩いていたら、

 

立て看板に、

 

「この辺りには虎がいて、人を食べる。

 

その虎を退治したものは、

 

10億円(その100倍ともいわれていますが・・・)を渡そう。」

 

と書いてある。

 

一人が、勇んで退治に行こうとすると、

 

もう一人が、

 

「命は惜しくないのか。」

 

という。

 

「大金さえ手に入れられるのなら、

 

命なんか惜しくない。」

 

と言ったという。

 

 

愚かな人の考えはおかしなもので、

 

お金を大量に集める人で、

 

人の恨みを受けたり、そしられたりしても顧みずに

 

不当な手段で得た財貨は、

 

またつまらぬことに使って、

 

ついには、身を滅ぼし、家も滅びる。

 

 

この話といったい、どこが違うのか。。。 (違いはしない。)

 

 

 

といった内容でした。

 

 

 

 

 

古文というのは、

 

昔の言葉を読み解くので、

 

言い回しが絶妙で、

 

そのまま現代語訳するよりも、

 

なんか、刺さるものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

命がなくなったら、

 

そのお金も手に入れられないのに。

 

 

と笑う中学生。

 

 

 

 

 

鋭い。

 

 

 

                                My brog より